建設業許可を取った後に必要な手続きとは?変更届・決算変更届を初めての方向けにわかりやすく解説

建設業許可は、取得できたらそれで終わりというわけではありません。

実は、許可を取った後にも、状況に応じて必要になる手続きがあります。

初めて建設業許可を取った方の中には、

  • 許可を取った後は何をすればいいのか分からない
  • 決算変更届という言葉は聞くけれど、よく分からない
  • どんな変更があったときに届出が必要なのか知りたい
  • 更新のときに困らないようにしておきたい

と感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、建設業許可では、取得後の手続きをきちんと行っていないと、

あとで更新や業種追加などの場面で困ることがあります。

特に、決算変更届変更届は、許可を受けた後にとても大切な手続きです。

この記事では、初めて建設業許可を取った方向けに、

許可取得後に必要になる主な手続きを、できるだけ分かりやすく解説します。

目次

建設業許可は取って終わりではありません

建設業許可は、取得後も一定のルールに沿って管理していく必要があります。

たとえば、

  • 毎年の事業年度が終わった後の届出
  • 会社や個人事業の内容に変更があったときの届出
  • 許可の有効期間が近づいたときの更新申請

などです。

初めての方は、どうしても「まずは許可を取ること」がゴールになりやすいですが、

実際には取った後の管理も大切です。

このあたりを後回しにしてしまうと、

「気づいたら届出を何年も出していなかった」
「更新の直前になって慌てて整理することになった」

というケースもあります。

許可取得後に必要になる主な手続き

建設業許可を取った後に、特に重要になる主な手続きは次の3つです。

  • 決算変更届
  • 変更届
  • 更新申請

順番に見ていきます。

1. 決算変更届

決算変更届は、事業年度が終わったあとに提出する手続きです。

事業年度終了届」と呼ばれることもあります。

これは、許可を持っている建設業者が、毎年の事業の状況を届け出るためのものです。

たとえば、

  • 工事の実績
  • 財務の状況
  • 使用している技術者の状況

などに関する書類を提出することになります。

初めての方が勘違いしやすいのは、

「特に大きな変更がなければ出さなくていいのでは」と思ってしまうことです。

しかし、決算変更届は、変更があったかどうかとは別に、毎事業年度ごとに必要になる手続きです。

そのため、許可を取ったあとは、毎年この届出があるという意識を持っておくことが大切です。

2. 変更届

変更届は、許可を受けた内容に変更があったときに提出する手続きです。

たとえば、

  • 商号が変わった
  • 所在地が変わった
  • 役員が変わった
  • 営業所に変更があった
  • 営業所技術者等に変更があった
  • 経営業務の管理責任者に関する状況が変わった

といった場合に必要になることがあります。

ここで大切なのは、会社に変更があったら、建設業許可でも届出が必要になることがあるという点です。

会社法上の変更登記だけして終わり、ではないことがあるため注意が必要です。

3. 更新申請

建設業許可には有効期間があります。

そのため、許可を引き続き使いたい場合は、期限が近づいたら更新申請が必要になります。

ただし、更新のときにだけ注意すればよいわけではありません。

実際には、それまでの間に必要だった決算変更届や変更届がきちんと整理されていることがとても大切です。

つまり、更新申請は単独の手続きというより、

それまでの管理がきちんとできているかが問われやすい場面でもあります。

変更届が必要になりやすいケース

「変更届が必要です」と言われても、具体的にどんな場面なのかイメージしにくいと思います。

ここでは、特に多いケースを見ていきます。

1. 役員が変わった

法人の場合、役員の就任や退任があったときは、建設業許可でも届出が必要になることがあります。

たとえば、

  • 新しい取締役が入った
  • 代表者が変わった
  • 役員が退任した

といったケースです。

このような変更は登記だけで終わったと思いがちですが、建設業許可の届出が必要になる場合があります。

2. 商号や所在地が変わった

会社名が変わった場合や、本店所在地・営業所所在地が変わった場合も注意が必要です。

たとえば、

  • 事務所を移転した
  • 会社名を変更した
  • 自宅兼事務所から別の場所へ移った

といったケースです。

特に所在地の変更は、営業所の要件にも関わることがあるため、単なる住所変更と軽く考えない方がよいです。

3. 営業所技術者等や経営業務の管理責任者に変更があった

ここはかなり重要です。

建設業許可では、営業所技術者等や経営業務の管理責任者といった、許可の根幹に関わる人の体制が大切です。

そのため、これらの人に変更があった場合は、特に注意が必要です。

たとえば、

  • 退職した
  • 別の人に入れ替わった
  • 常勤性に影響が出た

といった場合には、放置せず早めに確認することが大切です。

決算変更届を出していないとどうなる?

これはとても多いご相談です。

決算変更届を出していないと、まず許可取得後の管理がきちんとできていない状態になります。

そして、実務上いちばん困りやすいのが、更新申請や業種追加など、次の手続きのときです。

たとえば、

  • 何年分かまとめて整理しなければならない
  • 昔の書類を探す必要が出る
  • 直前になって慌てる
  • 手続き全体がスムーズに進まなくなる

といったことが起こりやすくなります。

初めての方は、どうしても「日々の仕事が忙しくて後回し」になりがちですが、

後でまとめてやろうとすると、かえって大変になることが多いです。

更新前に慌てないためのポイント

許可取得後の管理で大切なのは、更新直前になって慌てないようにすることです。

そのためには、次のような意識が大切です。

  • 毎年、事業年度終了後の届出を忘れない
  • 会社や事業の内容に変更があったら、届出の必要性を確認する
  • 許可の期限だけでなく、日々の変更管理も意識する

特に、役員変更や所在地変更などは、建設業許可以外の手続きと同時に進むことも多いため、

建設業の届出も必要かもしれないと一度立ち止まって考えることが大切です。

初めての方がつまずきやすいポイント

許可取得後の手続きでは、初めての方が次のような点でつまずきやすいです。

1. 決算変更届と変更届の違いが分かりにくい

これは本当によくあります。

決算変更届は、毎年の事業年度終了後に必要になるものです。

一方で変更届は、会社や事業の内容に変更があったときに必要になるものです。

名前が似ているようで役割が違うため、最初は混乱しやすいです。

2. 登記や税務手続きだけで終わったと思ってしまう

たとえば役員変更や所在地変更があったときに、

「登記したから終わり」
「税務署への届出をしたから大丈夫」

と思ってしまうことがあります。

しかし、建設業許可では別途確認や届出が必要になることがあるため注意が必要です。

3. 変更が小さいから関係ないと思ってしまう

「少し事務所が変わっただけ」
「役員が1人変わっただけ」

と思っていても、建設業許可では重要な変更になることがあります。

自己判断せず、一度確認することが大切です。

まとめ

建設業許可は、取った後にも必要な手続きがあります。

特に大切なのは、次の3つです。

  • 毎事業年度ごとの決算変更届
  • 内容に変更があったときの変更届
  • 有効期間が近づいたときの更新申請

初めての方が見落としやすいのは、「許可は取って終わりではない」という点です。

特に決算変更届を後回しにしてしまうと、更新やその後の手続きのときに困りやすくなります。

また、役員変更や所在地変更なども、建設業許可の届出が必要になることがあります。

建設業許可を取った後の手続きについて不安がある方、

変更届や決算変更届が必要か分からない方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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