建設業を営む事業者が活用できる、主な補助金・助成金の概要についてまとめました。
目次
1. 主な補助金・助成金
① IT導入補助金
- 概要
ITツール(業務管理ソフト、CCUS関連ツールなど)の導入に対する補助金 - 目的
中小企業の業務効率化や生産性向上 - 対象
建設業者が利用可能なシステム導入費用(労務管理ソフト、会計ソフトなど) - 補助額
最大450万円(条件により異なる)
② ものづくり補助金
- 概要
設備投資や新しい事業モデルの構築にかかる費用の補助 - 目的
生産性向上や付加価値向上を目的とした設備の導入支援 - 対象
建設業における新技術の導入、工事に関連する機械やツールの購入 - 補助額
最大1,250万円(補助率1/2~2/3)
③ 人材開発支援助成金
- 概要
労働者の技能向上を目的とした研修や教育に対する助成金 - 目的
人材育成を通じた企業の競争力強化 - 対象
建設技能者に対する教育研修、資格取得費用 - 助成額
対象経費の一部を支給(助成率や上限額は計画内容により異なる)
④ キャリアアップ助成金
- 概要
非正規雇用労働者の正社員化や待遇改善に対する助成金 - 目的
建設業界における人材の安定確保 - 対象
契約社員や派遣社員を正社員として雇用した場合 - 助成額
最大72万円(1人あたり)
⑤ 小規模事業者持続化補助金
- 概要
小規模事業者の販路拡大や事業継続を支援する補助金 - 目的
地域密着型の中小建設業者を支援 - 対象
チラシ作成、ウェブサイト構築、広告費用など - 補助額
最大50万円(補助率2/3)
⑥ 雇用調整助成金
- 概要
経済的な理由で労働者を一時的に休業させる際の助成金 - 目的
雇用維持を図り、解雇を防ぐ。 - 対象
コロナ禍や景気変動で影響を受けた建設事業者 - 助成額
賃金の一定割合を助成(助成率は状況により変動)
⑦ 省エネ・環境対応助成金
- 概要
環境に配慮した工事や設備投資への助成金 - 目的
カーボンニュートラル推進や省エネルギー化の支援 - 対象
建設現場で使用する省エネ型機械の導入やエコ建材の採用 - 補助額
事業計画に基づき上限が設定される。
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