【建設業】CCUSってどうやって導入するの?

CCUS(建設キャリアアップシステム)の導入方法は、技能者や事業者それぞれの立場に応じたステップがあります。このシステムの導入は、公式ウェブサイトを通じて行うことが可能で、登録を完了することで技能者のキャリア記録や現場管理がデジタル化されます。

CCUSについて、こちらで詳しく解説しております。

【建設業】CCUSとは?


目次

CCUSの導入方法

1. 技能者(個人)の場合

技能者個人が自分のキャリアを記録するための登録手順です。

手順

  1. 公式ウェブサイトにアクセス
  2. 技能者登録の申請
    • ウェブサイト上で「技能者登録」を選択。
    • 必要な情報を入力し、申請フォームを提出します。
  3. 必要書類の提出
    登録には以下の書類が必要です。
    • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
    • 資格証明書(保有する建設関連資格の証明書)
    • 技能講習や特別教育の修了証明書(あれば提出)
  4. 登録料の支払い
    • 技能者登録には手数料がかかります。
      • 簡略型:登録料 2,500円(技能者の本人情報等を登録)
      • 詳細型:登録料 4,900円(簡略型の本人情報等に加え、保有資格、健康診断等の情報を登録)
        • 「簡略型」で登録(2,500円)し、カード発行後に「詳細型」に変更する場合は、詳細型登録時に別途2,400円が必要となります。
    • 支払いはクレジットカードや銀行振込で行います。
  5. 登録カードの受け取り
    • 登録が完了すると、技能者用ICカードが発行されます。
    • カードを現場で使用することで、就労記録や資格情報がシステムに保存されます。

2. 事業者(企業)の場合

建設業を営む事業者が自社や従業員をCCUSに登録する手順です。

手順

  1. 公式ウェブサイトにアクセス
  2. 事業者登録の申請
    • 会社情報や代表者情報を入力し、申請を提出します。
  3. 必要書類の提出
    • 商業登記簿謄本または履歴事項全部証明書
    • 建設業許可証の写し(許可業者の場合)
    • 従業員名簿や雇用契約書(技能者情報を登録する場合)
  4. 登録料の支払い
    • 事業者登録にも手数料がかかります。(規模により異なる)
    • 支払いはクレジットカードや銀行振込で行います。
  5. 従業員の技能者登録
    • 登録した技能者の情報をシステムに追加する。
    • 必要に応じて、従業員に技能者用ICカードを発行します。
  6. システム利用の準備
    • 現場でのICカードリーダーやスマートフォンアプリの導入を検討します。

3. 現場での運用準備

CCUSを導入後、現場での運用を開始するための準備を行います。

運用準備のステップ

  1. ICカードリーダーの準備
    • 現場にICカードリーダーを設置するか、スマートフォンアプリを使用して技能者カードを読み取ります。
  2. 現場責任者のトレーニング
    • 現場責任者がシステムを正しく運用するために、使用方法を学びます。
  3. データの活用
    • 労働者の就労時間、資格情報をシステムで記録・管理。
    • 安全衛生や現場の労務管理に活用します。

導入時の注意点

  1. 初期費用
    • CCUSの導入には登録料やカードリーダーの費用がかかるため、事前に予算を確認します。
  2. 従業員への説明
    • システムの目的や使い方を従業員に説明し、協力を得ることが重要です。
  3. 登録情報の正確性
    • 登録情報に誤りがあると後々のトラブルにつながるため、正確な情報を登録します。
  4. サポートの活用
    • 公式サイトやCCUSサポートセンターが提供するFAQや問い合わせ窓口を活用します。

CCUSの導入は、技能者と事業者にとって業務の効率化やキャリア形成を促進する大きなメリットがあります。

適切に準備し、運用をスムーズに行うことで建設業界での競争力向上につながります。

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