【建設業】許可を受けなくてもできる工事とは？

建設業法では、特定の軽微な工事に該当する場合、建設業の許可がなくても工事を行うことができます。

許可が不要な軽微な工事とは？

次の基準に該当する工事であれば、建設業の許可が不要です。

建築一式工事の場合

請負金額が１，５００万円未満の工事

延べ面積が１５０㎡未満の木造住宅の工事

木造住宅の場合延べ面積が１５０㎡未満であれば、たとえ新築であっても許可が不要です。

また、建築一式工事のうち、請負金額が１，５００万円未満の改修工事なども許可なしで施工できます。

建築一式工事以外の工事の場合

請負金額が５００万円未満の工事

建築一式工事以外の工事（内装工事や設備工事など）は、工事の請負金額が５００万円未満であれば許可が不要です。

この５００万円には、材料費や人件費など工事にかかるすべての費用が含まれます。

許可が不要な工事例

住宅の内装リフォーム

請負金額が５００万円未満の内装リフォームやクロスの張り替え工事など。

小規模な塗装工事

５００万円未満の壁や屋根の塗装工事。

住宅の水道工事

５００万円未満の住宅の給排水工事や配管工事。

小規模な舗装工事

駐車場のアスファルト舗装や小規模な道路補修で５００万円未満のもの。

１５０㎡未満の木造住宅の新築

木造で１５０㎡未満の一戸建て住宅の新築工事。

注意点

軽微な工事であっても、専門性や安全管理が必要であるため、施工に関わる法律（建築基準法、消防法、水道法など）に従っておこなうことが重要です。

軽微な工事で許可が不要であっても、工事内容に対して他の資格や届出が必要なケースがあるため、事前の確認が大切です。