工事経歴書とは、建設業許可の新規申請や更新申請の際に提出する重要な書類で申請者が過去に行った工事の実績を一覧形式で示す者です。
申請者の施工能力や技術力、実績を確認するために使用されます。
目次
工事経歴の役割
工事経歴書は、申請者がのような種類の工事を、どの規模で、どれだけの期間にわたって行ってきたかを示すもので、特に以下の点を確認するために用いられます。
- 実績の有無と規模
- 申請者が過去にどれだけの工事実績を持っているかを確認します。
- 工事の種類
- 工事の種類が建設業の申請区分に適合しているかを確認します。
(例…土木工事業、建築工事業など)
- 工事の種類が建設業の申請区分に適合しているかを確認します。
- 施工能力
- 大規模な工事を安定的に実施できる能力があるか、工事の品質を保証できる体制が整っているかを確認します。
工事経歴書に記載する内容
- 工事名
- 工事の名称を具体的に記載します。
- 工事場所
- 工事が行われた所在地を記載します。
- 発注者名
- 工事を発注した者の名前を記載します。
(企業や個人、公共機関など)
- 工事を発注した者の名前を記載します。
- 請負金額
- 工事ごとの契約金額を記載します。
- 工事期間
- 工事の着工日と完了日を記載します。
- 工事の内容
- 工事の種類や具体的な内容や規模を記載します。
- 施工体制
- 共同企業体(JV)などで行われた工事の場合はその旨を記載します。
- その他特記事項
- 必要に応じて、施工に関する特記事項があれば記載します。
工事経歴書の重要性
工事経歴書は、単に書面上の実績ではなく、申請者が実際にどのような能力を持っているかを証明するための根拠資料です。特に専任技術者の実績を裏付けるための資料としても重要です。
許可を取得するためには、過去の工事実績が許可を受けようとする業種に適しているかどうかが審査されるため、正確かつ詳細な記載が求められます。
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